ひじきには栄養豊富な成分がいっぱい詰まった食品ですが、なんといっても鉄分が豊富に含まれている「鉄分の王様」と言われてきました。
しかしその事実は昔の話(>人<;)
現在のひじきには【鉄分が含まれていない?】
って噂が?事実?いうのです。
ひじきの鉄分が9分の1以下に減っていた !!
「日本食品標準成分表」2015年改訂版を公表しました。
これによると、干しひじきに含まれる鉄分が、改訂前の9分の1以下に減っているというのです。
具体的には、従来は、干しひじきに含まれる鉄分は、100gあたり58.2mgとされてきましたが、改訂後は、そのおよそ9分の1。100gあたり6.2mgしか含まれていなかったのです。
干しひじきは、原料の海藻を鉄製の釜で煮て渋みを取り、乾燥します。昔はひじきを煮るとき、鉄製の釜で作っていました。しかし近年、使われる釜が鉄製からステンレス製になったことで、ひじきに含まれる鉄分が減ったというのです。ひじきは釜でじっくり炊いて作っていくので、鉄釜から出る鉄分がひじきに入っていく仕組みです。
改定後のステンレス釜で加工されたひじきには、100gあたりの鉄は6.2mgしか含まれていない。
一方、鉄釜での加工だと58.2mgです。
鉄分を摂取するという観点でひじきを利用したい場合は、原材料の表記で、ステンレス製の釜で加工したのか、鉄製の釜で加工したのかを見るべきでしょう。
人のからだになくてはならない鉄分。レバーが苦手な方が簡単に鉄分を摂取できるひじき。もっと重宝すかねされるべき食品になると思います。