現在、食べ物に困ることがない日本ですが、それゆえに子供が栄養失調にかかったという例が増えつつあります。野菜と子供の成長には、見落としてはいけないとても深い関わりがあるのです!
大人が野菜不足になると肥満や生活習慣病などの心配が1番にあげられますが、子供が野菜不足に陥るとかなり危険です!成長に支障が現れ、それは外見だけでなく身体の中にも様々な悪影響が現れるのです。子供が野菜を嫌って食べないからと言って目をつぶっていると、食べ物は十分に足りているのに身体に必要な栄養が不足することが原因で起こる栄養失調にかかります。
子供の成長だけでなく、人間が生きるのに必要な栄養は以下の5大栄養素に分けられます。
炭水化物(糖質)/ 脂質/ たんぱく質/ミネラル/ ビタミン
炭水化物、脂質、たんぱく質の3つが現代の日本で不足することはまずありません。
むしろ過剰に摂取しているくらいなのですが、大人・子供に関係なくミネラルとビタミンが慢性的に不足していることが分かっています。
この2つが長い間不足し続けると欠乏症を引き起こし、命に関わることもあるのです。
ミネラルとビタミン、主に野菜に多く含まれています。
ミネラルやビタミン類は身体の様々な器官を作ったり、維持やそれぞれの器官の働きを助けています。また風邪や季節性のウイルスなどに対する抵抗力を高めたり、ケガの回復を早める作用もあります。
子供の身長や体重が伸びない/ 体重が必要以上に増え続ける/ 脳や神経の発達が気になる/ 本来子供が無関係である貧血・便秘などに悩まされている

という場合はそのほとんどが慢性的な野菜不足が原因です。
脳の発達については、やる気や運動や勉強に意欲を見せない、あるいはコミュニケーションをとるのが不得意な例もあげられます。野菜不足は、本当に身体の様々な場所に悪影響を及ぼします。
炭水化物やお菓子ばかりを食べ、野菜は残す生活を続けていると取り返しのつかないことになり兼ねません。ただたくさん食べるのではなく、「バランスのとれた食事を楽しみながら」が育児・成長のモットーなのです。野菜嫌いな子供に野菜をたくさん食べさせるのは大変なことですが、
必要不可欠なことなので見た目や味に工夫しながら、お子さんのためにも頑張ってくださいね♪