野菜不足と便秘の関係性
現代の日本で深刻化している野菜不足。本来野菜中心の質素で健康的な食生活を送ってきた日本人ですが、欧米の高カロリーな食事が主流になった今、便秘をはじめとする様々な不調が身体に現れています。
現代の日本人は慢性的な野菜不足だと言われいて、野菜不足が原因で引き起こされる生活習慣病や病気、身体の不調は増加の一途をたどっているのが現状です。
また肥満大国アメリカよりも、糖尿病などの生活習慣病患者が多いことがわかっています。
低カロリー低脂肪な日本食を昔から食べてきた日本人はその体質上、脂肪や肥満にとても弱いので、欧米に比べ肥満度の割合こそ低いものの、それが原因で引き起こされる病気は多く軽度の肥満でも病気にかかってしまうのが悲しい現実です。
生活習慣病は自分とは無関係だと他人事のように考えていませんか?
生活習慣病と肥満は大きな関わりを持ち、有名なものでは糖尿病や高血圧、悪化すると動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中などが上げられます。
この生活習慣病の全てが、野菜不足も大きな原因になっているのです。
ここで注意してほしいのが野菜不足からくる超初期の生活習慣病です。
こんなことも生活習慣病なの?と感じるかもしれません。
野菜が不足すると、ミネラルやビタミン類、食物繊維が不足します。
これらは免疫機能や丈夫な身体を作ったり、神経の働き、腸など内臓の働きにも大きな役割を担っています。
生の野菜にはリコペンやカロテンなどの豊富な抗酸化作用もあり、抗酸化成分は体内の有毒な活性酸素を排出し、生活習慣病を防ぐ働きもあります。
野菜が不足してこのような栄養分も不足してくると、イライラや情緒不安定などの精神的なものから、肩こり、目の疲れをはじめとする「疲れのとれにくさ」や血液がドロドロになり血行が悪くなることで肌荒れや新陳代謝が正常に働かないなどの「身体の様々な不調」が現れてきます。
これらの他に「便秘」も野菜不足の顕著な表れであり、超初期の生活習慣病でもあります。
食物繊維不足、腸の働きが悪くなると慢性的な便秘になります。
いつまでも腸の中に便が溜まったままになると、毒素を溜めたままの状態なので身体にも悪く肥満の原因にもなります。
女性には特に多い便秘。
将来生活習慣病で苦しまないためにも、きちんと毎日の食事に野菜を取り入れて栄養の偏らない健康的な食生活を心がけましょう。